フィンテックの世界観 ビットコイン(ブロックチェーン)の可能性

 

 

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平成29年10月6日(金)グランドホテル六甲スカイヴィラにて、「フィンテックの世界観 ビットコイン(ブロックチェーン)の可能性」をテーマにセミナーが開催されました。講師はHAZS株式会社 代表取締役/工学博士 東 弘樹氏です。

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 東氏が先日、フランスでUberを利用された体験談でセミナーはスタート。非常に簡単に利用することができ、新しい技術、革新に触れたとのことでした。
フィンテック(造語)においても革新的な技術を駆使して新しいものが生まれていますが、実はフィンテックの事例は1998年のペイパルが先駆的な存在。その後、クラウドファンディングやスクエアなどがありますが、今回は2009年に運用が開始されたビットコインについて詳しく話が進みます。

 

ビットコインは運用開始から10年も経たない歴史の浅い仮想通貨であり、管理者が不在でブロックチェーンという技術で動き続けているもの。発行枚数には上限(2100万ビットコイン)があり、すでに79%が発行済み、2040年には発行が完了するとみられています。
ビットコインは個人間で直接送金ができるため、場所を問わず(海外でも)素早く格安で送金が可能。これまで銀行が独占していた送金業務を個人間でできるため、国・政府にもこれをコントロールできないことから、金融秩序を乱しかねないとして、先月中国ではビットコインの取引を全面停止させました。これによりビットコインの相場は急落。ビットコインは需要と供給のバランスで相場が変動するのです。

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 講義は、ビットコインを支えている技術、ブロックチェーンに掘り下げて進んでいきます。これまで金融機関などが中心となって管理していたデータが、ブロックチェーンでは特定したサーバーで管理するのではなく、取引履歴が世界中に分散し、チェーンのようにつながることで破壊することが不可能とされる仕組みです。
 
実はブロックチェーンの技術を使った仮想通貨はビットコインだけではなく、何百種類も存在します。その中で一番のシェアを占めるのがビットコイン。仮想通貨のシェア1位~100位までの総額は17兆円にもなり、ビットコインはその約50%を占めています。
 
仮想通貨の動きは目まぐるしい。
講演に使う資料を作成しても、数日経てばまた新しい情報が出てくる。つい先日も仮想通貨2位のイーサリアムが日本国内店舗で決済可能になりました。

それではビットコインはどのようにして入手すればよいのか?その入手方法は大きく5つに分けられます。
1、 取引所で購入
2、 ビットコインATMで購入
3、 人からもらう
4、 ゲーム等で手に入れる
5、 マイニング(発掘)で報酬として手に入れる

 取引所はインターネット上に存在し、ATMも東京に存在します。人からは直接送金でもらい、ゲーム等もインターネット上に存在。
もっとも複雑なのはマイニングであり、簡単ではありません。ハッシュといわれる暗号のようなものを計算して分析する必要があり、単純な計算ではできません。
この計算をしているのは全世界でほとんどが中国。モンゴル地方に大きな敷地を設け、大量のサーバーを設置して計算しています。

ビットコインの最後の話としてその限界について解説頂きました。1つは不正取引、マネーロンダリング、テロ取引などの可能性があること。2つめはビットコインの発行量が決められており、新規発行はマイニングのみであること。マイニングは中国が独占状態で、大量のサーバーが必要であること。
最後に取引所の破綻リスク。

まだまだどうなるかわからない世界ですが、現在の通貨がビットコインに奪われてなくなることもないと思われること、しかしビットコインを始めとする仮想通貨もまだまだ進歩してくるとも考えられます。

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そして、ブロックチェーンの技術は通貨だけにとどまらず、選挙の投票、音楽の違法ダウンロード、不動産取引など、取引記録の改ざん不可能と言われるブロックチェーンの技術は色々な分野で、今後応用されていくでしょう。
 
このような動きの中で、通販業界は何をするか?ということを考えていく必要があります。
東氏は、AI技術とブロックチェーンの技術を組み合わせて与信システムを進化させ「信用の技術革新」を行っていくとのことで講演は終了しました。
                                (DMG常務取締役 竹田 大)

DMG公式サイトはこちらから

http://www.dmg-one.co.jp/business_challenge/

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(株)ダイレクトマーケティンググループ 
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子